
中古住宅(マンション・一戸建て)を購入する時の留意点(2)
担当: 住生活コンサルタント 小野 信一 | ネクスト・アイズ株式会社
<中古住宅(マンション・一戸建て)を購入する時の留意点(2)>
中古住宅(マンション・一戸建て)を購入する時の留意点(1)の続き
ポイント3 実例から問題点を検証してみる
<参考例>
30代夫婦、70m2、3LDKのマンション購入を都内で検討(自己資金500万円)
市場価格 新築マンション購入:5000万円
中古マンション購入(築20年):3500万円
(物件価格2500万円+リフォーム1000万円)
金融機関 借入額 金利 期間 返済額
住宅ローン :都市銀行フラット35S 2500万円 1.16% 35年 72,450円
リフォームローン:都市銀行系 500万円 6% 10年 55,510円
計 127,960円
前提条件
※10月1日現在の金利を適用しています。
※フラット35Sは、当初10年間1%の金利優遇を適用しています。
※リフォームローンは無担保、無保証人が前提です
問題点
● ローンを2種類組まなければならない(住宅ローン、リフォームローン)
● リフォームローンの限度額は500万円(無担保・無保証人)で、不足分は自己資金500万円を投入しなければならない
● リフォームローンの金利が高く、かつ期間が短いため月々の返済額が高くなる
● 同様に127,960円の返済額であれば、新築では4400万円以上借入ができ、自己資金500万円と合わせれば4900万円で、新築マンションも購入できる
ポイント4 中古戸建て住宅を購入し、リフォームローンを組む場合は余計に複雑
中古マンションの購入と比較し、中古戸建てを購入し、リフォームローンを利用する場合は、もっと問題が複雑化します。
確認申請認可や検査済み証の有無、建物の状況、リフォームをする施工会社の信用が加味され、リフォームローン自体が
組みにくいの現状です。以下、問題点を列挙すると、
・ S56.6.1以前の旧耐震基準の構造のものは原則不可
・ 新耐震基準のものに構造補強すると、他のリフォームも入れて500万円という上限がきつい。(1000万円以上かかる場合の方が多い。)
・ 建築確認申請のみならず、検査済証の取得が前提(無い住宅が多い)
・ 増築・改築で違法建築のものは不可(これも多い)
・ 施工会社の審査が厳しい(決算状況がよくない零細な施工会社は不可)
- 中古住宅(マンション・一戸建て)を購入する時の留意点(1)の続き
- “建替え”と“リフォーム”のメリット、デメリット。選択するときのポイント
- “リフォーム”と“住み替え”のメリット、デメリット。選択するときのポイント

住生活コンサルタント 小野 信一代表取締役
ネクスト・アイズ株式会社
『こんな私に少しでも好感をもっていただけたら、あなたのお役に立てるかもしれません。メールやお問い合わせ、是非お待ちしております。』
一般消費者への家づくり情報を発信する「ハウスネットギャラリー」を運営する一方、「欠陥住宅を造らない会」、「ちっちゃな工務店クラブ」事務局も兼務。一般消費者への住まいの相談業務は2500人以上を数えます。
その豊かな実例をもとに“家づくり必勝法”(NHK出版)を発刊。
経済産業省 住宅産業関連ニュービジネス支援策検討委員会委員。 日本FP協会会員。





















